日本リバーガイド協会四国吉野川支部では、定期的に、また必要に応じて、ストレーナーなどの障害物除去を可能な限り行っています。(以下、敬称略)
実施日時/2007年11月22日
担当(作業者)/サファリ 3人
活動内容/森囲いの瀬の下段の前半部のまん中に鎮座する巨岩に丸太が挟まり、右手の流れにストレーナー状に突き出していましたので、 除去作業を行いました。
外した丸太は全長6mほど、岩から水面上に2mほど伸びており、直径10cmほどでした。 右岸の水が増えても影響がないと思われる場所まで上げておきました。
写真a(72KB):森囲いの瀬の下段の前半部。よく見ると巨岩の右側から丸太が突き出している。
写真b(64KB):上の写真の拡大図。丸太がはっきり判る。渇水なので水面上だが、水没すると...
写真c(82KB):丸太を除去し、高台へ。
(小歩危峡入り口の)ゴルジュの瀬(イジェクタシート)の直後の左側に、太い丸太と、細い流木が水面上に突き出ていました。
太い丸太は、砂利に埋もれているようで、抜けないので、下流側に倒しました。
細長い流木は、高台に上げました。
写真d(74KB):水面上に丸太と細い流木が突き出していた。
写真e(62KB):細長い流木は、高台へ。
写真f(70KB):丸太は抜けなかったので、下流側へ倒した。
実施日時/2007年11月14日
担当(作業者)/サファリ 4人
活動内容/小歩危コースをトレーニングで下ったところ、イド瀬(曲り戸の瀬)のメインドロップ下流左岸のシーブの入り口に 黄色いパドルが引っかかっていたため左岸にボートをつけて除去しました。
シーブの入り口にブレードが水面下10cmほど下で見えた状態でTグリップを下に斜めに引っかかっていました。
パドルはブレード・シャフト・Tグリップすべて黄色のCavinesのパドルです。カンパニー名などはかかれていません。 お心当りのある方がいらっしゃいましたら現在サファリにて保管していますのでご連絡ください。
写真c(76KB):イド瀬でひろったCavinesのシングル・パドル。
吉野川での落し物
イド瀬のシーブの写真と動画を含む、吉野川ハザード情報
またプレアドの瀬の本流左側の渇水スタック岩の2mほど上流、右岸に岩の隙間にひっかっていた丸太を除去しました。
外した丸太は全長4.5mほど、水面下に1.5mほど伸びており、直径15cmほどでした。
右岸の水が増えても影響がないと思われる場所まで上げておきました。
写真a(55KB):丸太が岩にはさまり、先端が水中に突き出しているようだ。
写真b(83KB):丸太を除去し、高台へ。
実施日時/2007年10月7日
担当(作業者)/素猿 2人
活動内容/森囲いの瀬の下段、ドロップの上から下にかけて、本流の水面ぎりぎりにロープが約10m伸びた状態で引っかかっているのを 前日の10月6日に確認しました。カヤッカーが知らずにここで遊ぶとパドルに絡む可能性がありましたので、翌日、除去作業を行いました。
ロープは本流のほぼ真中に伸びていて、ラフトボートでフェリーグライドを繰り返し、Tグリップを使って引き上げ、 引っ張った結果切れました。外皮はほぼ全部外れ、心材だけが5mほど残り本流に漂っている状態になりました。
ロープはスローバックでした。
短いですが全く危険性がなくなったわけではありませんので注意して下ってください。
実施日時/2007年9月21日
活動人数/ 5人
加盟社ごと内訳/素猿 1人、MOC 1人、ハッピー 1人、ODSS 1人、サファリ 1人
活動内容/増水後の小歩危コース再開前に、加盟社にて下見ツアーを行いました。
その際、大滝のホール下右岸のエディーに5mほどの丸太がありましたので、岩場の上(水面から8mほど)に移動させました。
実施日時/2007年9月21日
担当(作業者)/MOC
活動内容/大豊町のお盆の灯篭流しは、施餓鬼舟と呼ばれる竹組みをワイヤーで固定した最大約8×4mのいかだを川へ流す行事ですが、 その後の出水状況などにより、瀬や流れの途中に引っかかり、ストレーナーなどの障害物と化す場合があります。
これまでも必要に応じ、何度か除去作業を行ってきました。
今回は、豊永下段からカエル岩の瀞場中ほどの右岸エディーに浮いている大きさ2m×1mで頑丈に針金で固定されていました。 ストレーナーになる可能性がありましたので、解体しました。組んでいた竹などは陸に上げ、運行水位には影響のない高い位置に移動しました。
実施日時/2007年6月4日および7日
場所/高知県長岡郡大豊町川口〜徳島県三好市山城町川口の吉野川沿い 13個所
担当(作業者)/サファリ 1人
活動内容/スズメバチの被害が本格化するのは8〜10月ですが、5〜6月に最初の1匹=女王バチから増えて行くので、この最初の女王バチを退治する ためのスズメバチ・トラップを、吉野川の各ポイントに設置しました。
設置した場所と個数は以下の通り。
清酒1合に対して食酢約30ccを混ぜ、砂糖約50グラムを加える。清酒は合成酒(1.8リットル紙パックで約400円)が安いです。清酒の代わりにみりんでもOK。
この液を1.5リットルか2リットルの大きなペットボトルに3分の1から半分程度入れて目の高さくらいの位置に吊り下げる。
ハチが入るように、ボトルの上のほうに1辺2、3センチ、左右下の3辺を切り、残した上辺で折り曲げひさし状にし、雨よけにする。
においに誘われて入ってきたハチや虫は出口がわからず、力尽きおぼれてゆく仕掛けです。
写真a(60KB):スズメバチ・トラップ。すでに10匹以上入っている。
実施期間/2007年4月10日〜5月1日
活動/RAJ四国吉野川支部所属メンバー。4月27日は、ラフティングツアー企画(RAJ非加盟)所属の2名も協力。作業リーダー/田村(素猿)
活動内容/曲り戸の瀬のメインドロップ右横の大岩の下の空洞に、2006年9月、複数の倒木が入りこんで横たわり、突き出し、 危険なストレーナーとなっていました。
再び、倒木が入らないように、空洞の川側に石とコンクリートで壁を築く作業を行いました。
実施日時/2007年4月2日
担当(作業者)/ハッピー
活動内容/ 大歩危ショートコース(フォレスト事務所の上流約200m)の水中に沈んだ刺し網漁のあみを撤収しました。
長さ5mほどのものです。
実施日/2007年3月16日と23日
活動人数/ のべ13人
加盟社ごと内訳/3月16日 ODSS 1人、フォレスト 1人、ハッピーラフト 2人、サファリ 1人
3月23日 素猿1人、ハッピーラフト 2人、サファリ 2人、ODSS 1人、フォレスト 1人、アルパイン1人
活動内容/2005年以来、減水時に、多くのボートの底を切り裂いてきた大滝の瀬の状況確認と対策作業を行いました。
3月16日、水量が減り(大豊 0.02m、下名 1.39m)、ロープなどでボートを固定し、問題の岩を手で触れたところが、手が切れそうなほど鋭利な岩の角のようでした。
その尖った高さ5cmほどの鋭利な岩の部分を、幅20〜30cmハンマーで叩き、3cmほどをつぶしました。
3月23日、同様にボートを付近に固定し、今度はヤスリで岩の鋭利な部分を、手で触って無くなるまで削りました。
その後、ボートが裂ける事例は確認されていませんが、絶対に裂けないとは断定できません。
再び、岩が尖る可能性もありますので、十分、気をつけてください。
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