トップページ

水文・気象データおよび分析

水位・流量の元データ

データの入手先

水資源開発機構 池田総合管理所 ダム情報掲示板 http://www.ikesou.jp/
 「過去データ」(最新3ヶ月以内の各データが月単位で閲覧・ダウンロード可)

国土交通省 水文水質データベース http://www1.river.go.jp/ 吉野川水系、水位流量

各基本データ

分析の元となる基本データです。過去のツアー時の水量や水位を調べたりするのにも活用ください。

吉野川上流各地点水位流量2006年5月〜11月元データ(エクセル形式、1.2MB)

水資源開発機構 池田総合管理所 ダム情報掲示板の「過去データ」(最新3ヶ月以内の各データが月単位でダウンロード可)の「水位」データの2006年5月〜11月分。

大豊(豊永)水位流量1975年〜2002年(日平均)元データ(エクセル形式、733KB)

国土交通省 水文水質データベースの 「豊永」(大豊と同じ)から、日水位年表(毎日)の1955年〜2003年と日流量年表(毎日)の1958年〜2002年が入手できるので、 早明浦ダムが本格運用を開始した1975年から2002年までのデータ。
ただし、1991年に水位データの欠測が7日間あり、対応する流量データから水位値を挿入した。
また、1992年に流量データの欠測が2日間あり、対応する水位データから流量値を推測挿入した。

大豊(豊永)水位流量2002年(毎時)元データ(エクセル形式、637KB)

国土交通省 水文水質データベースの「豊永」(大豊と同じ)の、時刻水位月表(毎時)と時刻流量月表(毎時)の2002年データ。

大豊(豊永)水位2003年〜06年(毎時)元データ(エクセル形式、2.2MB)

国土交通省 水文水質データベースの 「豊永」(大豊と同じ)の、時刻水位月表(毎時)の2003年〜06年データ。

大歩危(下名)水位流量(日平均)1981年〜2002年元データ(エクセル形式、558KB)

国土交通省 水文水質データベースの 「大歩危」(下名と同じ)から、日水位年表(毎日)の1965年〜2003年と日流量年表(毎日)の1981年〜2002年が入手できるので、共通期間である1981〜2002年までのデータ。
ただし、1989年に水位流量データの欠測が26日間、1996年に水位流量データの欠測が37日間、1999年に水位流量データの欠測が73日間、 2000年に水位流量データの欠測が10日間、2001年に水位流量データの欠測が36日間、2002年に水位流量データの欠測が39日間あり、何れも推計不可能。

大歩危(下名)流量(毎時)2002年元データ(エクセル形式、568KB)

国土交通省 水文水質データベースの「大歩危」(下名と同じ)の、時刻流量月表(毎時)の2002年データ。

水位・流量データ分析

大豊(豊永)地点のデータについて

大豊(豊永)水位流量対応表2006年版(H-Q曲線)(エクセル形式、83KB)

2006年5月〜11月のデータから、大豊(豊永)地点の水位と流量の対応表を作成した。(ある水位値に対し、複数の流量値がでた場合は、多数値や前後から値を決定)

大豊(豊永)水位流量対応表2002年と2006年の対比(H-Q曲線)(エクセル形式、50KB)

「豊永」(大豊)の時刻水位月表(毎時)と時刻流量月表(毎時)の2002年のデータから、2002年の水位と流量の対応表を作成し、これに2006年版の対応表を加えた。
2006年と比較すると、水位が変化しているのが分かる。

大豊(豊永)水位流量1958〜2002年(日平均)、2002年と2006年(対応表)(H-Q曲線)(エクセル形式、1.1MB)

「豊永」(大豊)の、日水位年表(毎日)と日流量年表(毎日)の1958年〜2002年を抽出比較した。
これに、2002年と2006年の毎時データから作成した水位と流量の対応表も加えた。
この表で、経年ごと(年内でも複数回)の水位変動が判読できる。
なお、豊永(大豊)の最低値は、水位が1974年3月3日〜5日の-0.42m(対応流量値は8.33m3/s)。
流量は1958年12月6日と115日の0.71m3/s(対応水位値は-0.07m)(となるが、??)。

   

大歩危(下名)地点のデータについて

大歩危(下名)水位流量対応表2006年版(H-Q曲線)(エクセル形式、72KB)

2006年5月〜11月分のデータより、大歩危(下名)地点の水位と流量の対応表を作成した。

大歩危(下名)水位流量1958〜2002年(日平均)、2002年と2006年(対応表)(H-Q曲線)(エクセル形式、551KB)

「大歩危」(下名)から、日水位年表(毎日)と日流量年表(毎日)の1981〜2002年を抽出比較した。
これに、2006年の毎時データから作成した水位と流量の対応表も加えた。
この表で、経年ごと(年内でも複数回)の水位変動が判読できる。
なお、大歩危(下名)の最低値は、1982年11月2日の水位0.64m、流量1.68m3/s(となるが、??)

大豊(豊永)と大歩危(下名)の流量と水位の比較

大豊(豊永)と大歩危(下名)の流量と水位の比較0605〜11(エクセル形式、1.8MB)

2006年5月〜11月の大豊(豊永)と大歩危(下名)の毎時の流量と水位のデータを比較した。 流量が数10m3/s〜数100m3/sの平均流速時速5.5kmとして、大豊(豊永)から大歩危(下名)は約11kmなので、大豊のデータに、2時間後の下名(大歩危)データを比較し、流量の相関や増減を比較した。
(増水するほど、流速は早くなるので、大増水時、実際のずれは1時間前後まで短縮されると予想される。)
グラフを見ると大豊の流量で250m3/sまでくらいは、相関が見て取れる。それより増水するほど、バラツキが目立つようになる。
なお、観測機器の不具合か、下名(大歩危)の流量が28.61m3/s(水位だと1.40m)より、減水しない。

  

大豊(豊永)と大歩危(下名)の水位の変動について

大豊(豊永)と大歩危(下名)地点において流量100m3/sの水位の経年変化について(エクセル形式、22KB)

「水位」は、主に大増水による観測地点の河床変動(洗掘、堆積の繰り返し)により、変動があるが、実際にどのように変動しているのかを、 流量100m3/sに対応する水位データの変動を調べた。(1990年のみ2回に分けた。)

水位と流量との対応、分類について

上記の各データから、主に大増水による観測地点の河床変動(洗掘、堆積の繰り返し)により、水位と対応する流量は変動している。
より具体的に説明すると、定期的に各観測地点の断面積(水深)は実測されており、その変動に応じ、H-Q曲線(水位値に対応する流量値の表)は作り変えられる。
分析をするには基準が必要であり、絶対値としての流量データに基づくしかないが、2003〜05年の期間は水位データしかないので、 暫定的に2006年のH-Q曲線(水位値に対応する流量値の表)を適応する。

大豊(豊永)水位流量対応表2006年版(H-Q曲線)(エクセル形式、83KB)

大歩危(下名)水位流量対応表2006年版(H-Q曲線)(エクセル形式、72KB)

大豊(豊永)と大歩危(下名)の流量と水位の比較0605〜11(エクセル形式、1.8MB)

以上のデータから、以下の表を整理、作成した。

水位と流量の対応表および大豊と大歩危の対応表 2006年版
大豊(豊永) 大歩危(下名)
水位 流量 流量(概値) 対応流量 流量 水位
0.3m 19.81m3/s 20m3/s 30m3/s 30.36m3/s 1.43m
0.5m 30.23m3/s 30m3/s 42m3/s 42.35m3/s 1.66m
0.8m 49.97m3/s 50m3/s 65m3/s 65.10m3/s 2.01m
1.00m 65.88m3/s 66m3/s 83m3/s 83.50m3/s 2.25m
1.10m 74.65m3/s 75m3/s 92m3/s 91.85m3/s 2.35m
1.20m 85.11m3/s 85m3/s 101m3/s 100.59m3/s 2.45m
1.30m 96.30m3/s 96m3/s 114m3/s 114.45m3/s 2.60m
1.50m 120.75m3/s 121m3/s 143m3/s 142.71m3/s 2.88m
1.80m 162.60m3/s 163m3/s 190m3/s 189.72m3/s 3.29m
2.10m 210.66m3/s 211m3/s 240m3/s 240.63m3/s 3.68m
2.30m 246.16m3/s 246m3/s 280m3/s 279.42m3/s 3.95m
2.50m 284.42m3/s 285m3/s
2.80m 346.99m3/s 347m3/s
3.00m 392.16m3/s 392m3/s
3.20m 440.09m3/s 440m3/s
3.50m 517.16m3/s 517m3/s
3.44m 501.25m3/s 500m3/s
4.00m 659.46m3/s 659m3/s
4.29m 749.86m3/s 750m3/s
5.08m 1002.19m3/s 1000m3/s

水位流量ごとの日数率について

大豊(豊永)の水位流量ごとの日数率(エクセル形式、84KB)

ラフティングのシーズンとして、ゴールデンウィークから体育の日までとし、4月27日から10月14日の171日間を分析対象とした。
分析対象データは、1975年〜2001年は日平均流量データ、2002年は毎10時の流量データ、2003年〜2006年は毎10時の水位データ (2006年版水位流量対応表を基準とした)の過去32年間。

降水量

吉野川水系および主要都市年降水量(エクセル形式、33KB)

吉野川上流3地点の月降水量(エクセル形式、84KB)

データの入手先/気象庁 http://www.jma.go.jp/jma/の「気象統計情報」より

吉野川の大歩危・小歩危に有益な降水量データは、「本川」(1979年より、早明浦ダム上流)、「本山」(1976年より、早明浦ダム下流)、「繁藤」(1976年より、穴内川流域)の 3地点とし、共通データとして利用できる1979年から2006年を各年と平均、それに3地点平均などで調べた。(一部、欠測があるが、無降水か少雨と予測され、大勢に影響ないものと判断し無視した。)

わかることは、当然だが、年により降水量のばらつきがあること。
3地点平均でみた場合、最大年降水量は2004年の4953mmに対し、最小年降水量は1994年の1972mmと、倍以上の開きがある。

1979年〜2006年の期間の年降水量が大きいトップ7

  1. 2004年 4953mm 戦後最大の増水をもたらした台風23号をはじめ、記録的な数の台風が相次ぎ襲来
  2. 1999年 4544mm 中止率では2004年を上回る増水が続いた
  3. 1993年 3982mm
  4. 1998年 3975mm
  5. 1989年 3712mm
  6. 2006年 3670mm 4月(453mm、5月は699mm)から9月まで多雨なシーズン。ただし、10月(52mm)は少雨
  7. 1990年 3699mm

1979年〜2006年の期間の年降水量が小さいトップ7

  1. 1994年 1972mm 「高松砂漠」といわれた1973年を下回る少雨シーズン。ほぼツアー中止なし
  2. 1996年 1981mm
  3. 2005年 2165mm 台風14号(9/4~7 626mm)分を差し引くと最小となる。記録的長期少雨シーズン。
  4. 1995年 2181mm
  5. 1986年 2301mm
  6. 2001年 2343mm ほぼツアー中止なし
  7. 1988年 2377mm

川の流量=降水量によるものですので、年による降水量の多寡や、降り方のばらつきにより、流出も大きく変わる。

関連ページ

吉野川の安全対策

このページについてのお問合せ、ご意見、情報などは、下記、担当者までメールや電話などでご連絡ください。
※担当/矢野   TEL.0883-76-0745(サファリ)

トップページ

©2005-2011 RAJ四国吉野川支部 All Right Reserved.